坊主がブチ切れた話。
From:山田光彦
テレビや車はもちろん、
まだ、電気すらなかった昔の話。
ある大きな夢を抱いた青年が、
高名なお坊さんに会いに行きました。
その青年がお坊さんに会いに行ったのは、
世の中を上手く渡って行き、
自分の夢を実現するための秘訣を聞くことが目的でした。
そのお坊さんに会うことができた
青年はこう聞いたです。
青年「どうすればいいでしょうか?」
お坊さん「世の中をうまく渡って、
自分の夢を実現するためには、
まず『堪忍(カンニン)』の2文字を
しっかり腹に落とすことが大切。
そうすれば、他人に批判されようが、
どんな噂をされようが腹が立たない。
自分の夢の実現に集中することができる」
それを聞いた青年は
不思議そうな顔をして、
右手を指折り数えながら、こう続けました。
青「『か・ん・に・ん』……
『か・ん・に・ん』は4文字じゃないんですか?」
坊「いや違う。堪忍は『たえ』『しのぶ』と書いて2文字じゃ」
青「た・え・し・の・ぶ……
それだと5文字じゃないですか?」
坊「………………
お前みたいなバカに何を言っても意味がないわ!
もう帰れ!」
高名なお坊さんは、ブチ切れながら、
こう言い放ち、青年を追い返しました。
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この話は、少し前に友人と
昼ごはんを食べている時に聞いた話です。
思い出しながら、書いているので、
細かいところは正確ではないかもしれないですが、
大まかには合っていると思います。
この話の教訓は、簡単ですよね。
堪忍の2文字を腹に落としていれば、
何を言われても腹が立たない。
そう言いながら、
すぐにブチ切れてしまったお坊さん。
知識だけがあっても、
まったく実践できていない。
それでは意味がないですよ。
というのが教訓ですよね。
(このお坊さんの気持ちも
わからないではないですが、、、)
「ノウハウコレクター」
知識を入れることは大切。
だけど、実践しないなら意味がない。
これは、僕たちの話、
つまり、マーケティングやコピーライティング、
ビジネスの話におきかえてみると、
ノウハウコレクター、ということですよね。
新しい知識を知るのは、とてもおもしろいですし、
何も実践していないのに自分の能力が上がって、
結果が出たような気にもなってしまいますよね。
(僕も新しい知識は大好きですので、
気をつけないとヤバイのですが…)
人間の脳は新しい情報に反応するように
できているようなので、
これはある意味しかたないことなのかもしれません。
でも、やっぱり実践しなければ、
結果は出ませんし、
実践することでしか、
身に付けることができない
スキルもありますよね?
お坊さんにブチ切れられた青年も
夢を実現するための知識ばかりを追い求めても、
夢は実現することはないですよね。
その知識を実践するからこそ、
夢は実現に向かっていくわけです。
この話の教訓:
「『2文字』の堪忍を腹に落として
実践しよう!」
ー山田光彦
PS.
あなたのビジネスで、コピーライティングを
すぐに実践するなら、このスピードライティングがいいですよ。
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もう帰れ!といった時の坊主の顔が
まさに鬼だったでしょうね。
山田 光彦 さま
おはようございます。
お世話になっています、坂井と申します。
「坊主がブチ切れた話。」、拝読しました。
ある大きな夢を抱いた青年と
高名なお坊さんの話。
「この話の教訓は、簡単ですよね。」
とありますが、
この話が教え諭したい事を、その時点でわかりませんでした。
山田さんの「説明」を読んで、
ああ確かに、なるほどと腑に落ちました。
あまりにも簡単に
感情に流されてしまった様子の
高名なお坊さんが、如何なものか
と思いますが、
対象となる相手に理解、納得してもらう為にも、
過不足のない「説明」は、大切なものです。
また、自分にとって簡単な事が
相手にとってどうなのかは、また別。
相手の立場に立って、
相手に理解、納得してもらえるような
丁寧なコミュニケーションを心掛けていきます。
平成25年 6月27日(木)
坂井 真