誕生日の出来事・・・
From:寺本隆裕
12日は誕生日だったので、
あの、数年に1度の面倒くさいイベントに行って来ました。
それは、、、運転免許の更新です!
誕生日に休みを取り、朝から地元の警察署まで更新手続きに行きました。
朝から免許の更新。
なんと素敵なバースデー!
免許といえば免許証。
免許証といえば証明写真。
というわけで、
警察署の近くにある「スピード写真」で写真を撮ることに。
狭い空間に入ってカーテンを閉めると、
高い機械的な声が流れます。
「プリントの仕上がりを選択してください」
ん?プリントの仕上がり?
と、画面を見ると、
「通常仕上がり 700円」
「美肌仕上がり コンシーラー仕上げ 800円」
とある。
当然迷わずアップセルに応じ、
「美肌仕上がり コンシーラー仕上げ 800円」を選択。
これから5年くらい付き合っていく写真。
100円で美肌仕上がりになるなら安いもんです。
で、出来上がったのがこの写真。
目線が若干合っていませんが、
それなりに美肌に仕上がったようです。
そしてその写真を持って警察署へ。
「じゃ、次、向かいの交通安全協会で講習受けてください。
次の講習は12:55からです」
と、説明を受ける。
その時の時間は11:50頃。
ちょうど、昼休みを挟むので、1時間くらい間が空くとのこと。
仕方がないのでそのまま車で5分ほど走って、見つけた定食屋に入って昼食をとり、
そのまま車で交通安全協会まで戻ることに、、、
しかし、、、
道に迷ってしまい、12:55に交通安全協会に着くことができませんでした、、、
実はワタクシ、極度の方向音痴なんです。
意外に思われるかもしれないのですが、かなり重度なんです。。
地元の道で、しかもそれなりに利用している道で、
目的地まで車で5分くらいの距離でも、方向がわからなくなります。
・・・とまぁ、その話は置いておいて、
結局、交通安全協会の2階にある講習場所に到着したのは12:55を少し過ぎたところでした。
当然、講習はもう始まってるため、入れません。
残念に思っていたら、
講習会場の向かい側にある部屋(恐らく事務所)のドアが開きました。
「どうかしました?」
と、50代くらいと思われる職員の女性が声をかけてきました。
寺本「すいません、、、もう間に合わないですよね・・・」
「はい。間に合わないです。こっちに入ってください!」
と事務所のような部屋に入れてもらったのですが、
イライラした感じで応対されてしまうことに。
「そんなの、無理に決まってるじゃないですか!
そもそも12:45には来てもらわないと、間に合わないですよ!」
寺本「え?12:45?」
「だって受付とか色々あるんですから。10分前に来てくださいって、書いてあるでしょ?
さっき警察でもらったでしょ?紙!」
寺本「え、そうなんですか?
12:55って言われましたけど?」
「だからその紙の下に「10分前にお越しください」って書いてあるでしょ?
ほら見せてみて!ここ!ここ!」
寺本「あ、そうなんですね。知りませんでした。」
「書いてありますよね!?」
寺本「まぁ書いてますね。」
「だから受付はもう無理です!」
遅刻した段階で無理なのはわかってたし、
段々ムカついてきましたが、、、
寺本「はぁ、だから間に合わなかったのはわかってますんで、次どうすればいいですか?」
と、次の受付時間を聞いて(約30分後)、
事務所を出ることにしました。
その後無事、講習を受けて手続きができたのですが、、、
この受付の女性の「書いてますよね!」という発言からは、
コピーライターとしての多くの教訓が学べます。
売り手である我々は、
いつも自分の商品やコピー(メッセージ)を目にし、触れていますよね。
だから、「知っていて当たり前」の基準が知らないうちに高くなってしまっています。
一方見込み客はどうでしょう?
そのコピーは見込み客が目にする、始めてのことかもしれませんし、
恐らくそうでしょう。
で、そのコピーを目にするのは、それが最初で最後かもしれません。
この女性は、
「10分前に来るのは当たり前だ。だって私、その10分の間にコレもコレもしないといけないんだから。」
ということが「当たり前」の基準になっているのです。
僕も、「よく考えれば」直前に行ったらダメなことはわかりますが、
「よく考える」気にはなりませんでした。
それに、、、
我々はセールスレターを書くとき、エネルギーをかなり注入しますよね?
(セールスレターはエネルギーの塊だと思っています)
すごい高い集中力で、作るでしょう。
だって、それが仕事ですからね。
しかし、
見込み客は、ものすごく低いエネルギー状態、
低い集中力の状態でセールスレターを読んでいます。
たまたま何かのついでに、あなたのセールスレターを見る、くらいの注意しか向けていません。
だから、
たとえどんなに見込み客にとってすごく魅力的なベネフィットがあったとしても、
そしてそれを「書いて」あったとしても、、、
見込み客に、それはほとんど伝わっていません。
それが見込み客に「伝わって」
見込み客がそれを「理解して」
いなければ、、、書いていないのも同じこと。
だから、
・伝えるべきメッセージを絞って少なくしましょう。
3つ言うは1つも言わないと同じです。
・絞ったメッセージを、相手に「伝わる」よう、何度も書きましょう。
・それが「伝わって」いないことを、
見込み客が「読んでないのが悪い」と見込み客のせいにするのは絶対にやめましょう。
常に、
読み手の立場で考えるべし。
売り手の「当たり前」を見込み客に押し付けないように、、、
私も寺本さんと同じようにお役所仕事でイライラが募っていたところに記事を拝見し、「どんなにイライラすることからも学ぶことが出来るのだなぁ」と改めて気付きました。ありがとうございます。