仕事の依頼:結果発表
レスポンスコピーからの初めての仕事の依頼、今回のプロジェクトに参加してくれたのは、合計46人でした。突然の依頼だったにも関わらず、多くのコピーライターの方々に参加していただくことができました。ありがとうございます!
夜のエントリが多かったので、参加してくれた人は仕事終わりにがんばってくれたんだと思います。
さすがにみんな真剣に取り組んでくれたので、この中から一つを選ぶというのはとても難しい作業でした・・・。1つだけじゃなく、複数選ぼうかな、とも考えたのですが、まだまだお願いしたい仕事はたくさんあるので、今回は一つにしぼりました。
で、チャンピオンの発表・・・の前に。
せっかくたくさんの方に参加いただいたので、その中からとても面白いものや参考になるアイディアなどをシェアしたいと思います。
素晴らしい件名
コピーにおける最も重要な要素、ヘッドライン。
今回の企画でも、件名の部分はとても重要な要素です。メール広告素材として使う場合は特に、件名が悪ければ開封すらされない・・・という状況にもなります。というわけで、いただいたエントリーの中から、素晴らしい件名をいくつか紹介しましょう。
「マジメで一生懸命な社長ほど、陥りやすい罠とは?」 孔明さん
ヘッドラインで理想の見込み客に絞るようなヘッドラインを使うことを、「フラグ(旗)を立てる」というのですが、この件名もそんな感じですね。「社長のための時間の使い方」のターゲットを、バシッと特定しています。フラグを立てるタイプのヘッドラインや件名は、ベネフィットベースのヘッドラインとは違い、売り込みっぽくないのがいいです。使えますよ。
コピーライターとして独立したいサラリーマンへ。とか。
妊娠4ヶ月の女性が、6ヶ月目までにやってしまう過ちとは?とか。
太郎さんからもらった、
「従業員にこき使われ過労死寸前の社長様」
龍野さんからもらった、
「社長!あなたそんな雑用に追われてていいんですか?」
など、「○○の社長」という件名をたくさんエントリーいただきました。
まぁそもそも、本のタイトル自体社長のための、ってなってますけどね。
「”人を雇う金なんかもう無い”」 啓太さん
これは「見込み客が頭の中でしている会話に飛び込む」タイプの件名ですね。もし見込み客の考えていることが件名と共鳴すれば、クリックして開封せずにはいられないでしょう。この件名もとてもいい件名です。
ただ件名がいいだけに、本文のオープニングが惜しい・・・
このタイトルに続いて、「あなたは社長としての仕事をできていますか?毎日しなくてもよい事に追われていませんか?」となっていて、件名の「人材雇用」とは関係のないものになってしまっています。
この場合は、せっかくクリックした人との「問題の共有・共感」ができているので、そのまま「人を雇う金なんかもう無い」という内容で、さらに読み手との共感を強めるのがいいでしょう。
「このメールに返信しないでください」 新井さん
これは諸刃の剣だけど、メール送信者と受信者の間に関係性ができていれば、かなり効果的でしょう。○○するな、と言われると人間、気になってしまうものです。これを、鶴の恩返しメソッドと言います。(うそです!)使いすぎるのはダメですが、ここぞというときには使ってもいいかもしれません。
「良い社長 VS ダメ社長」 桜井さん
こういう件名も、それに続く文章が「コンテンツ」であるということが暗示されています。コンテンツっぽいセールス、というのを書く技術は、これからかなり重要になってくるでしょう(記事風広告がそうじゃない広告の5倍の反応がある、というデータがそれを示しています)。特にインターネットのユーザがネットで探しているのは「コンテンツ」なので、インターネットのコピーライターには、この技術は必須でしょう。
また、良い社長、ダメ社長、という比較は、「金持ち父さん貧乏父さん」みたいな感じで、よく使われるコピーのテクニックの一つです。実はあの、ウォールストリートジャーナルの広告の中心となっているアイディアも、「比較」です。同じスタート地点だった2人が、あるとき全く別の結果になっている、という比較は、ストーリーとしてわかりやすい上にインパクトもあります。
比較、のアイディアをコピーで使うときのポイントは、比較するものとされるものの「コントラストの強さ」です。明暗くっきり、というようなコピーが、いい結果をもたらします。
メルマガの件名の付け方については、以前撮ったビデオがあるので、そっちも参考にしてください。
↓
http://www.theresponsecopy.jp/?p=84
さて、いよいよ結果発表です・・・
記念すべき、第一回目、ザ・レスポンス・コピーの仕事依頼、チャンピオンは、、、
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橘高哲朗さん
おめでとうございます!
橘高さんのエントリーは、ブログのコメントから見る事ができます。
正直、本当に決めるのには悩みました。
例えば湯浅さんのエントリーはとてもユニークで、引きつけられるものがありました。また、メールで頂いたNEOさんも、コンテンツベースの長文コピーを書いてくれました。こいじろうさんからもらった3つ目のエントリーは、本の中から一部コンテンツを切り出して紹介し、「もっと読みたい」という感情を刺激します。
ただその中でも、橘高さんの文章を選んだ理由、それは、
オープニング!
ヘッドラインで捕まえた見込み客をコピーに引き込む重要な部分、それがオープニングなのですが、橘高さんのオープニングは、とても良かった。
1.テンポがいい
主に短い文章やブレットから始まってるので、コピーを読む弾みというか、リズムがつきます。これはとても重要なポイントなので、ぜひ覚えておきましょう。テンポのいいオープニングを作れば、後ろの方まで読まれる確率がアップします。いくら素晴らしいクロージングを書いても、読まれなければ無意味です。そういう意味で、オープニングには十分注意しましょう。
2.無理なく「YES」と言える
このオープニングで書かれている内容は、見込み客にとって「YES」と言うのが自然なもの。だから、テンポがいいのと同様に、すっと文章に入っていく事ができます。
橘高さん、おめでとうございます。
橘高さんのコピーは1万円で買い取らせていただきます。
そして、使わせていただきます。
また、コピーに役立つ秘密のリソースも送ります。
(この中には、コピーに引き込むための強烈なオープニングの「型」も紹介されていますよ!)
サポートチームから連絡が行くと思いますので、メールをチェックしておいてくださいね。
さて、残念ながら選ばれなかった方も、今回ほんとに参加していただいてありがとうございました!
すぐに次の仕事がありますので、ぜひエントリーしてください。
ps
メルマガのライティングについて、スパイ・ダンケネディ・コピーのメンバーサイトに、質問を頂いていました。増山さんからの質問です。
ビデオを作ってお答えしようと思っていますので、もう少しお待ちください。
pps
ちなみに、コピーライターにとって最も重要なのが、短時間でいいコピーをたくさん書けるようになる事です。そういう意味で、「社長のための時間の使い方」は、ぜひ何度も読んで体にしみ込ませてくださいね。
社長のための時間の使い方
↓
http://www.directbook.jp/book/btm.php
・理想の見込み客を絞り込むために
使うヘッドライン
・問題の共有・共感
・明暗がはっきりしているコピー
・テンポの良いオープニング、文章構成
・自然と「YES」と言わせる文章構成
たくさん今日も学ばせていただきました
今日学んだこともコピーを書く上で、
参考にして書いていきます
ありがとうございます
今回の仕事依頼は見送ってしまいましたが、次回はぜひ参加させて頂きたいと思います。(笑)
橘高哲朗さん!おめでとうございまぁ~す!
今回応募しようかと思ったのですが、なぜかなにもせず終わってしまいました。今コピーの勉強をしだして初めて、「へたくそでもいいから、やっとけばよかった」と後悔しています。今度こんな機会があったら、ぜったい応募しようとおもいます。へたくそすぎても笑わないでくださいね。
なんていいますか・・・「真面目で一生懸命・・・」は当方も同じなんですが、不安、心配の負の要因があるのかな~~・・・
1人で出来る事には限界があります。しかし、数人で出来る事は相乗効果も生まれると思うんです。1人で抱え込まずに仲間を信頼して協力、調和を大切にしていくのがいいんだと感じられる。
思い出すのが、報告、連絡、相談の「相談」かな~~~?
「素直な相談強まる絆。」なんだと思います。
自分に素直になって、自分の状況判断ができなきゃなんだと、感じられますね。