これ、どう思う?(神頼み代行ビジネス)
From:寺本隆裕
大阪のスタバより、、、
何ヶ月か前、テレビで、
神頼み代行ビジネスが「横行」しているという特集がやっていました。
何でも、、、
時間がなかったり遠かったりして、
お参りに来れない人のために、
業者が代わりにお参りをしてお守りを買って、
送ってくれるというもの。
特に受験シーズンは合格祈願のお守りを求める人が増えるのだとか。
その業者の集客手段は主にインターネット。
神社の名前などで検索すると業者のHPが表示され、
そこから申し込みができるようになっています。
番組で紹介されていた業者は、
700円くらいのお守りに合格祈願の代行手数料を上乗せして、
2500円程度で販売していました。
実際にちゃんと「お参りしてきました」という証拠として、
お守りを買って祈祷してもらっている写真を添えて納品してくれるそう。
僕は「へ~、なるほどなー」と思って見ていたのですが、、、
このビジネス。あなたはどう思う??
VTRではこの業者を「悪徳業者」として紹介していました。
神社の関係者の、
「神様を商売のネタにするなんてケシカラン」
「通販で参拝を済ませようなんてあつかましい」
というコメントを取り上げ、
インタビュアーは業者に、
「やめる気はないのか?」
「罪悪感はないのか?」
「悪いことをしているという認識はあるのか?」
という攻撃的な質問を投げかけていました。
一方スタジオのコメンテーターは、
「いいんじゃない?便利だと思って使ってる人もいるだろうし。」
「通販で済ませようと思ってるんじゃなく、行きたくても行けないから、
せめて業者に頼んで代わりにお参りしてもらいたい。って人もいるでしょう。」
といったコメントをしていました。
僕も完全に「コメンテーター」の意見に賛成で、
神社としてもお守りは売れてるわけだし、
むしろこういうチャンスを見つけて商売につなげる根性とセールスマインドは
いいなーとは思っていたのですが、
(ビジネスのアイディアとしてはチープなので
実際はそんなに儲かってないみたいでしたが、、、)
あなたはこの「神頼み代行ビジネス」。
あり?
なし?
どう思う?
PS
後日調べてみたら、
神社側はHPでお守りの「通販」を始めていました。
「悪徳」業者対策なんでしょうが、なんだか腑に落ちない感じです。
(お客様の声) 谷口様
お金を稼ぐ事に罪悪感がありこの本を買いました。 読み進めていくうちに罪悪感が少なくなっていき、本を読み終わった今では、セールスをする事にワクワクするようになっています。 |
気に入っていた熊野大社のキーホルダーをつけていた鍵を落としてしまいました。
鍵は予備のものがあるのですが、
キーホルダーのために、熊野大社まで行けないので、
通販はありがたいです。
むかし、これを知ったときにおもしろいなーと思いました。
身体が不自由な高齢の方などが、
神社参拝やお遍路さんの代行をしてもらうのだとか。
身体が不自由な方専門とすると面白そうですね。
お墓の代行そうじなんかもこの時期はよくあると思います。
僕はこういったビジネスは、
欲しいと思う人に欲しいモノを売ってるという点で、賛成ですね^^
難しい問題です。
ビジネスを展開するにあたって、ケシカラン・バチアタリという日本の深層から来る感覚や感情は、障壁として根深いものがあり、要注意です。逆に、墓参りビジネスのように、深層から支持を得られるならば、一気に広がる余地もあると思います。
若い人も案外こういう感覚を持っている人が多く、時代で変化しないもののように思います。これがわかるかわからないかで、センスが問われると思います。
先日、福岡では有名な神社からDMが来ました。
中身を見ると、新車購入時の交通安全の祈祷、人形のお祓いなどの案内が入っていて、
妻の雛人形をお祓いしてもらわないといけないなぁと思いつつ、忘れてしまっていた
私にとってはありがたい内容でした。
しかもお札に名前と連絡先を書き、人形と一緒に郵送できて、忙しい人にはとても嬉しいものでした。
お参り代行ビジネスは、神社こと積極的にやる必要がありそうですね。
ケシカランなどと言っている神社側だって、実はビジネスとして集客を目論んでいるわけだし。