ダメだこりゃ：一方通行

From：ますだ たくお
東京行きの新幹線の中から

今日はちょっと恥ずかしいのですが、僕が中学生だった時の話をしたいと思いま
す。
中学校３年生のとき、僕にはめっちゃ好きな女の子がいました。その子は陸上部
で跳躍系の競技をやっていて、ものすごい記録を出して県内でも有名な子でし
た。おまけに結構カワイイし、頭も良いと僕とは正反対のものばかりを持ってい
る子でした。

そんな子に僕は、、、

僕はある時仲のいい後輩を使って手紙を渡してもらいました。
たぶん「友達から始めましょう」的なことが書いてあったと思います。

あなたがラブレターを渡したことがあるかどうかは分からないのですが、
あの渡した瞬間の心臓の鼓動といったらハンパじゃないですよね。

返事はなんて返ってくるんやろ
廊下であったら笑ってくれんかな
もしかして、向こうもずっと好きでしたなんて返ってくるんじゃ？！

と、危ないに妄想をしながら毎日を過ごしていました。

そして、橋渡しをしてくれた後輩から間接的にその子からの手紙を
渡されました。使い古された表現かもしれませんがワクワクドキドキとは
こういう時のためにあるんやなーと思いました。
そして、手に汗を握りながら手紙を読みました。
そこに書いてあった一言
それは

「迷惑なんでやめてください」

でした。

、、、、、、、、、えっ？！ガーーーーーン！！！

もちろん何度読み返しても「迷惑なんでやめてください」
その内容は変わりません。

何が悪かったのかは僕には分かりませんでしたが、この恋愛は
完全なる一方通行だったということは間違いありません。

そしてもう一つ
その手紙には僕の話しかしていなかったのです。

文章の頭には、僕は、、、
次の文書の頭にも、僕は、、、
そしてまた次も、僕は、、、

失恋から学んだこと

今日はなんでこんな失恋した話をしたのかといえば、あなたに
「失恋しても頑張ってたら成功するから諦めんな！」とか
「失恋から立ち直る７つの習慣」とか「１０戦１０勝！無敵の
ナンパ攻略法」などという教材を買ってもらおうと思ったのではありません。
なによりそんなもんは僕は作っていません。

僕が今日あなたにお伝えしたかったのは、
Meメッセージをやめろということをお伝えしたかったのです。
今更言うまでもないのですが、セールスコピーは売るのが目的です。
ランディングページにしても、セールスレターにしても、スクリプトに
しても「読んでる見込客」に売るのがレターの唯一の目的です。

なのに、多くの人はオレが私が私たちはのオンパレードなのです。
僕も多くのセールスコピーを見てきましたが、その多くの失敗したコピーは
この大罪を犯しているのです。

うるせぇ

僕は途中まで読んで心の中で
「うるせぇ！てめえの話なんて聞きたくねぇ！」と、ページを閉じることが
１０回中７、８回はあります。なぜなら、読んでいる人はあなたやあなたの
サービスや商品のスペックを知りたいのではなく、それを使って自分の
どういう夢が叶っていくのか？ということに大きな関心があるのです。

なので、中学生の時の僕のように僕や私だけのメッセージに
なってはいけないのです。具体的な書き方として、

×　私がこれを作ったのは◯◯という理由です。

◎ あなたがこの◯◯を使って叶えられる夢の一部は□□です。

これが正しいのは明白ですね。

コピーは相手主体で進めていかなければなりません。僕は中学生の時に
好きな子にフラれただけ（ま、当時は相当ショック）でしたが、ビジネスと
してレターを書いて反応ゼロ、購入ゼロというのはどでかいショックです。
しかも、時間やリサーチを掛けた分そのショックはデカいです。

そうならないために、いまあなたの書き終えたレターをいま一度
見てみて下さい。
大事なことはME <<<<<<<<<< YOUなのです。

ダメだこりゃの鉄則：
自分の商品サービスだけの一方通行のレターに仕上げろ

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