捨てるべきもの。(次のレベルに行くために・・・)
From:寺本隆裕
大阪の電車の中より、、、
我々コピーライターは、
一般の人に比べてたくさんの本を読みます。
教材だって積極的に買うし、
セミナーにも参加します。
毎日自分のスキルを高めるための習慣も持っています。
世の中の見方だって一般の人とは違います。
例えば広告やチラシ、テレビCMなど、
一般の人が見ないようなものの方にむしろ目がいきます。
いいアイディアはないか。
今回のプロモーション、どうすればヒットさせられるだろうか。
常に考え事をしているような状態です。
一つのコピーを書くときも、
時間をかけてリサーチをし、
コンディションを整えて集中力を高め、
一気にライティングを仕上げる。
出来上がったらチェックリストに照らして、
抜けている要素がないかを調べる。
一つの作品を作るまでに、多大な努力と時間をかけます。
しかし、そんな仕事熱心なコピーライターにとって、
ここに大きな落とし穴があります。
僕自身も何度も落ちて痛い目にあった経験があるし、
意識している今でも、気をつけなければ落ちてしまいます。
もしかしたらあなたも落ちているかもしれないし、
あるいは落ちていることに気づいてすらいないかもしれません。
そしてこの落とし穴からぬけ出すこと、
落とし穴に落ちないように注意することが、
コピーライターとして次のレベルに進むためのカギ、になります。
その落とし穴は、『エゴ』です。
エゴとは、
自分がうまいコピーが書けることを見せつけたいという気持ち。
こっそり大ヒットを出して「すげー!」と言われたい気持ち。
他人に意見されたくない。意見されたことを受け入れたくないという気持ち。
のこと。
このエゴがあるせいで、
プロモーションの企画を他の人にチェックしてもらったり
書いたコピーをレビューしてもらったり
実際の見込み客に読んでもらったり、、、
といったような、
確実にコンバージョンが上がるであろうプロセスを
スキップしてしまうことになります。
しかし、
コピーライターとして次のレベルにいくためには、
エゴを捨てて、それを受け入れなければいけません。
なぜなら、
自分だけが100%正しいなんてことは、100%ありえないからです。
なぜなら、
そのプロジェクトやコピーに関して、
先入観で頭がいっぱいの自分では、
絶対に気づくことのできない観点があるからです。
自分一人の力には限りがあります。
周りの人の協力が得られれば得られるほど、
大きな仕事ができるようになります。
だったら、、、エゴを捨てるべし。
PS
エゴを捨てれば、こういった基礎的な教材から、
めちゃくちゃ多くのことが学べます。
http://www.theresponsecopy.jp/copywriting_program/course/index2.php
メールを読んでいて、思わず苦笑い。
この気まずい思いを忘れないように、コッチに飛んできてコメントを書き込むことにしました。
僕はまだ会社勤めしているので、広告を作ったときには関係者にみてもらう必要があります。
この分野に関しては、自分が一番やってる、という自負もあるし、周囲も認めてくれてはいるので、時々、見せるのが煩わしくなることもあって、メールを読みながら、
『あ、俺のコトだ…』
と、反省させられました。
誰にも見せなくても、それなりに良い結果を出していますが、より良い成果をあげるため、やるべきことをやらないと、ですね。
図星です。300%図星(苦笑)
>自分がうまいコピーが書けることを見せつけたいという気持ち。
>こっそり大ヒットを出して「すげー!」と言われたい気持ち。
>他人に意見されたくない。意見されたことを受け入れたくないという気持ち。
この3点全て、最近書いたセールスレターでやってしまいました。
僕は心の中で、
「コピーライティングの力なんて、みんなわからないんだ。わからなくても、集客さえすればいいんだから。」
「こんなすげーオファーなんて思いつかないだろ!オファーを否定されたくない。」
「もう95%出来上がっているんだ。いまさらあれこれ言われたくない。」
・・・エゴですね。
結果は、DM 2000通送ってレスポンスは、1。
もっと最悪なのは、他人にとやかく言われたくない、という気持ちから
完璧なセールスレターを作ろうとして、かなりの時間を費やしたこと。
セールス期間がほとんどなくなってしまったことです。もちろん売り上げはゼロ。
合計約20万円ドブに捨てることになりました。
だれからも スゲーなんて言われなかったし
せっかく書いたコピーは、「なにこれ。」といった、ひどい評価でした。ホントは評価されたかったくせに。
エゴって怖いですね。
結局なにも得ることは無い。むしろ失う。
寺本さんの記事を読んで、ハッとしました。
ありがとうございました。