リサーチのワナ
FROM:寺本隆裕
ぶっちゃけ、今日のメルマガのネタが全然浮かばなかった。。。
何を書いたら、あなたに喜んでもらえるんだろうか?
何を書いたら、あなたのコピーのスキルアップに貢献できるんだろうか?
何を書いたら、「次も読みたい」と思ってもらえるんだろうか?
考えても、わからない。
でも、メルマガライティングのセミナーで話した通り、メルマガを書いてあなたに届けるということは、僕のめちゃくちゃ重要な仕事のひとつだから、絶対に満足してもらえるネタを書かないといけない。
うーん、どうしよう。
そんなときには、いい方法があります。
それは、読者に聞く、ということ。
「どんなことが知りたい?」「何が聞きたい?」
そう聞くのが一番簡単で確実です。つまり、リサーチです。
でも今、僕の目の前にあなたはいません。僕の前にあるのは、最近なぜかよく落ちるマックだけ。。。
そこで、会社に行ってチームメンバーの西原に聞いてみることにしました。彼はコピーのスキルを高めたいと、レスポンスコピーのメルマガを読んでいます(ていうか、それが彼の仕事でもあります)。
寺本「レスポンスコピーのメルマガで、何が知りたい?」
西原「そうですねぇ。やっぱり、リサーチのやり方ですね」
寺本「あー、なるほど。具体的にはどんなのが知りたいの?」
西原「何となく、何をリサーチしたらいいのかわかるんですけど、もっといいやり方があるんじゃないかとか、全然十分じゃないんじゃないかとか、そんなことを思ってしまいます。」
寺本「15ステップコピーライティングは、見た?」
西原「見ました。」
寺本「それでも、まだ足りなさそう?」
西原「なんて言うんですかね、、、自分なりに素材は作れるんですけど、それでホントにいいのかとか、思ってしまうんです。」
寺本「あー、、全然まだリサーチが足りないんじゃないか、ってこと?」
西原「そうなんです。実家の手伝いをしてたとき、お客さんと話しても、「まだ、何かあるんじゃないか」と思ってしまうんです。」
彼の実家は自営業をやっています。
で、一時彼自身もチラシを作る手伝いをしていたことがあって、お客さんに「困ってることはありませんか?」など、色々とヒアリングをしたことがあったみたいなのです。
寺本「あー。なるほどね。」
彼の考えていることはとてもよくわかります。
そして彼と同じように、あなたも「リサーチは、本当にこれで十分なんだろうか」と、悩んだことはないでしょうか?もっともっとリサーチしないといけないんじゃないか、、、とか、「見込み客の真の欲求は、もっと深いところにあるはずだ!」と、それを探すために長い旅に出る(実際に出るわけじゃないけど)ことはないでしょうか?
リサーチのワナ
実はこれは、コピーライティングのリサーチに関する「ワナ」です。
そして多くの人はこのワナに陥ります。僕自身も以前、このワナにハマっていたことがありました。それは何か?
それは、、、
「こだわりすぎ」
セールスレターっていうものは、一種自分の芸術作品のようなものです(だから、「スワイプファイルを使え」と言われても、どうしても自分のオリジナリティを出そうとしてしまったり、ちょっと「気の利いた」フレーズを使って自分色を出そうとしてしまったりするわけですが、、、)。
それと同じように、リサーチしてもリサーチしても、まだ何かあるんじゃないか。まだ何かあるんじゃないか。と、色んなリサーチ法を求めてしまいます。
実際、リサーチの手法はたくさんあります。
色んなコピーライティングのエキスパートが、独自のリサーチ手法を語っています。どれも素晴らしい手法だし、それを知るたびに、「あ、オレ、この部分のリサーチしてないや!」と、自分のリサーチの「甘さ」に気づいてしまうのです。
そして、リサーチやりすぎ、こだわりすぎ、の、「リサーチ地獄」にハマってしまうのです。
徹底的にリサーチすることはもちろんやらないと行けませんし、やるべきです。闇雲にリサーチしても意味はないので、基本的な知識は知っておかないとダメです。
でも、やりすぎは意味がないのです。
だって、いくら考えても出してみないとわからないから。
リサーチをやればやるほど成約率が上がるという保証はありません。それよりは、ある程度自分が十分だと思えるリサーチで素材を集め、それでコピーを書いて出す。そうしてテストすることの方が、よっぽど確実に成約率を高められます。
それに、考えてみてください。
例えば成約率1%のコピーの場合、100人に送ったら1人しか反応しないわけです。つまり、残りの99人は、全く読まないか、読んでも共感できなかったか、何かの抵抗があって反応しなかった、ということですよね。
コピーライティング的に言えば、これで構わないのです。100人に送って100人に反応させることを目的としたものではなく、特定の何人かに反応させることができれば合格なのです。マシンガンで大量の獲物を一気に狙うのではなく、ライフルで特定のターゲットを狙うのです。
全員を反応させようと思うと、深みにはまってしまいます。
特定のターゲットだけを反応させようと思えば、考え方は違ってきませんか?
基本をおさえたら、まず、書いてみましょう。そして、出してみましょう。
何度もやってるうちに、「結果」があなたにフィードバックを与えてくれます。
PS
10月と11月の「スパイ・ダンケネディ・コピー」メンバー向けのウェブセミナーで、僕のリサーチの方法を、実際に書いたコピーや、途中段階の下書き、リサーチの素材などを見せて解説しました。
最初の何分かで、リサーチのワナを抜け出す簡単な方法を紹介しています。とても簡単で強烈な方法なので、あなたは今後コピーを書く時は必ず、この方法を使うことになるでしょう。
スパイ・ダンケネディ・コピーのメンバーには今、メンバーサイト上で無料で見られるようにしていますが、結構好評だったので、もうすぐ切り出して商品化する予定にしています。
もし興味があれば、有料化される前にメンバーに参加してください。
↓
http://www.theresponse.jp/dankennedy/spycopy/
最初は何とか早く結果を出したい、と考え完全主義を求めてしまう。
今回のお話にもありますように、「腹八分」程度で肩の力を抜き、商品を作成、良し悪しは第三者に判断させ、足らないところを修正、より充実した顧客の二-ズにあったコピ-を作り、商品価値を高める事はとても良い事だと思います。
自己満足するコピ-を書けても、果たして顧客にアピ-ル出来るか?非常に疑問ですから、判断は顧客に任せるのはいい方法ですね。
感心します。