コピーライターが仕事を取る方法
- コピーライターが仕事を取る方法
- 絶対に頼みたいコピーライター、絶対に頼みたくないコピーライター、その違いとは?
FROM:寺本隆裕
最近、外部のコピーライターと仕事をしたり話をする機会が増えてきました。
僕はもちろん、コピーの仕事の発注側としてその人と話すことになるのですが、最近、彼らは僕の中で2種類に分けられることがわかってきました。その2種類とは、、、
・ぜひこの人に頼みたい。お金がかかってもいい。
・この人には頼みたくない。できるだけお金も払いたくない。
さて、この2種類の人の違いはどこにあると思いますか?
スキルの差?
確かにそれも多少あるでしょう。
でもスキルがあったとしても、頼みたくない人と頼みたい人がいます。スキルはもちろん高い方がいいですが、今回は、同じくらいのスキルだと考えてみてください。
経験の差?
これもスキルと同様です。
経験はあった方がいいのですが、決定的な要因ではありません。
ポテンシャル?
確かに、ポテンシャルもあるといいですね。
僕たちは、ビジネスパートナーと一緒に成長していきたいと思っているので、成長志向の人と一緒に仕事ができることは嬉しいことです。確かに、成長志向じゃない人とは仕事したくないですね。でも、今日紹介するものはほかにあります。
それは何か?
それは、、、
「こちらを儲けさせることを第一に考えてくれているかどうか」
です。
傲慢に聞こえますか?それとも、普通でがっかりしましたか?
でも、わざわざここで言うのは、意味があるからです。実際コピーライターという仕事は、クライアントを儲けさせてナンボの商売のはず。だから、まずはそのコピーライターが自分の収入のためではなく、こっちの儲けのことを考えてくれているか、というのは当然チェックするべきポイントです。
例えばあなたが病気をして病院に行く時のことを考えてみてください。医者にお金を払う目的は、その病気を治すことですよね。自分の儲けが第一に来ている医者にはかかりたくありません。その当然のレベルの話と同じなんですが、「クライアントが取れない」というコピーライターや、「頼みたくないコピーライター」は、このことを忘れています。
「コピーライターは稼げる」「紙とペンだけで、、、」「現代の錬金術」といった、自分の利益の部分ばかりに目がいっているコピーライターの人は、実はめちゃくちゃたくさんいるのです。
「コピーライターとしての致命的欠陥」
相手を儲けさせることを一番に考える。ということは、コピーライターとしての基礎中の基礎中の基礎です。考えてみてください。我々コピーライターがコピーで書くべきものは何でしょうか?
それは、、、「相手にとってのベネフィット」ですよね?
本を売ってようが水を売っていようが花を売っていようが化粧品を売っていようが、、、コピーに表現するものは、読み手にとってのベネフィットです。だからそもそも、相手のベネフィットを中心に考えられないようなコピーライターは、コピーライターとして致命的な欠陥があるのです。
段々、見えてきたでしょうか・・・
ちなみに儲けさせてくれる、というのは例えばこういう意味です。
- 成約率の高いプロモーションを作ってくれる
- それに対して、継続的にメンテナンスをしてくれる
- 売上を増やすための提案をしてくれる
- 売上だけでなく、利益まで考えてくれる
- 短期的な利益だけでなく、長期的な利益を考えてくれる(お客さんとの信頼関係を築いたり、築いたものを壊さないようにしてくれる、など)
- お客さんのことをきちんと考えてくれる(お客さんのことを考えることが、こちらの長期的な儲けに繋がるのは当然ですよね)
- それをやる過程で、一緒に成長できる(長期的な利益につながる)
- 結果を出すためのスキルアップのための自己投資を惜しまない
- などなど
そうして、「まず、あなたに利益をもたらします。自分の報酬はその中から一部をもらいます。」そういうスタンスのコピーライターには、ぜひ頼みたい、と思いますよね?
そういうコピーライターは、こういう質問をしてきます。
「このプロモーションでは、どれくらいの売上が欲しいですか?」
「この商品、こっちのお客さんじゃなくて、こっちのお客さんに売った方がより満足してもらえると思うんですが、変えてみてもいいですか?」
「この商品には、こういうボーナスを付けた方が喜ばれると思うんですが、そういう風なのはありますか?」
一方、頼みたくないコピーライターはどんな質問をしてくるかというと、、、
「このプロモーションで、いくらもらえるんですか?」
→(それは、そっち次第や!)
「どれくらいアクセス流してくれるんですか?」
→(アクセス流せば利益が出るプロモーションを作ってくれたら、いくらでも流す!)
「(今年、○○万円稼ぎたいんですが)今回のと同じくらいの規模の案件は、今年中にまた任せてくれますか?」
→(自分の収入目標ベースで話すな!)
「何か、ボーナス特典に使えるネタありますか?」
→(お客のことをまず考えて、提案しろ!)
などなど。
先週のメルマガで話したYOUメッセージとMEメッセージ。
こういうところにも応用可能です。
今日はコピーライターに限らず、仕事を取る方法として共通して使える方法を紹介しました。
PS
今日から11月。
2010年も残すところあと60日になりました。
コピーライティングのスキルは上がったでしょうか?
知識は増えたでしょうか?
自分の内面を成長させることは出来てきたでしょうか?
PPS
明日まで、コピーライターお助けパックを販売しています。
↓
http://www.theresponsecopy.jp/OCP/
まさに商売の基本ですね
私は、以前こちらでやっていた企画で
コピーライターとしてコピーを書きました。
私は寺本さんから、次の2つのうち
どちらの印象を持たれたのだろうか?
「1.ぜひこの人に頼みたい。お金がかかってもいい。」
と思われたのだろうか?
それとも、、、
「2.この人には頼みたくない。できるだけお金も払いたくない。」
と思われたのだろうか?
これだけが心残りの今日この頃です、、、
ここに書かれたことは、商売をする上で忘れがちなんだけど、決して忘れてはいけないことですね。
まずはお客様に何がメリットで、そのために自分は何ができるのか。
それが、コピーライティングであるだけで。
そういや、お年寄りのこの言葉にも通じるかと。
『「働く」っていうのは、「はた(周り)」を「らく」にすることなんや』
ビジネスマンにとって、忘れてはいけないことですね。
初めてコメントします。
当方、個人でデザイン業を営んでおりますが
最も大切な事として日々忘れないよう心がけていることを
このような多数の方の目に触れるところで(しかも自分以外の発言としてごく客観的に)
そっくりそのまま記事として読めるというのは、
ひとりで働いている不安をスカッと吹き飛ばしてもらえる思いです。
個人で働く限りワンマンなのは当たり前ですが、
クライアントとクライアントの顧客のことを常に考え
日々在りたいと思い働いています。
レスポンス・レスポンスコピーのメルマガに日々救われています。
本当にありがとうございます。
この気持ち(と利益)を私のクライアントにも届けるため、
自分を信じて今日も頑張ろうと思います。