どっち派?お金にまつわる4人の男の話
From:山田光彦
今日は「お金」の話。
お金について、
4人の男が登場する
対照的な2つの話を紹介します。
今から話す
2つの対照的なお金の話のうち、
あなたはどちらが正しいと思いますか?
(もしかすると、この話を聞いて、
あなたは気分を害するかも
しれませんが、そこはご勘弁ください)
この世界に、A君とB君の
2人しかいないとします。
そして、お金も
1万円だけしかありませんでした。
その1万円を持っていたのはA君。
B君は1円も持っていなかったのです。
そこで、
B君は1万円が欲しかったので、
A君のために家を作ってあげて、
A君に1万円で売ってあげました。
B君が1万円札を手に入れて、
A君は1万円を支払ったけど、
家を手に入れることができました。
A君は家を手に入れたことで、
生活が便利になり、
快適に過ごすことができたので、
「いい買い物をしたな」と、
とても嬉しい気持ちになりました。
少し時間が経ってから、、、
今度はA君が1万円札をほしくなり、
「B君にも家があった方が
いいんじゃないか?」
とも思ったので、
A君はB君のために家を作ってあげて、
B君に1万円で売ってあげました。
そして、A君は1万円を手に入れて、
B君は1万円と引き換えに
家を手に入れました。
1万円が1回ずつA君とB君を
行き来したことで、
A君の手元には1万円と家、
B君の手元には家が残りました。
この話が始まった時には、
1万円札が1枚あっただけでした。
ですが、
1万円札が1回ずつA君とB君を
行き来したことで、
A君とB君の手元には、
家がそれぞれ1軒ずつ、
増えることになったのです。
そして、その後も
A君とB君との間で1万円が、
何度も行き来することになり、
1万円が行き来するたびに、
A君とB君の手元には
新しい財産が残ることになりました。
一方、、、
A君とB君が住んでいる世界と
とても良く似た別の世界。
C君とD君の住む世界がありました。
C君とD君が住む世界にも
1万円しかお金がなく、
その持ち主はC君でした。
D君はその1万円札がほしくなったので
C君に家を作って、
1万円で売ってあげました。
ですが、この家。
実は、欠陥住宅だったのです。。。
すぐに屋根が壊れ、
雨が入ってくるようになり、
家もどんどん傾いていったのです。。。
「こんなことなら、
D君から家を買わない方が良かった」
C君は家を買ったことを
後悔したのです。
少し時間が経ってから、、、
C君はD君から
1万円札を取り戻すために、
「D君に家を売ってやろう」
と考えるようになりました。
そして、C君がD君に
家を売ろうとすると、
D君はこう言ったのです。
「本当に1万円の価値が
あるかどうかわからない。
欠陥住宅かもしれないからね。
だから、2000円だけ
払うことにするよ」
C君はしぶしぶ、
D君の言うことを聞き、
2000円で家を売ることにしたのです。
ですが、
C君は納得がいきません。
なので、
C君はD君からあの手のこの手で
お金を取り戻そうとしたのですが、
D君はそう簡単にお金を手放しません。
なぜなら、D君は
C君が何かを売ろうとしてきた時は、
自分からお金を奪うことが
C君の目的だと感じるように
なったからです。
やがて、C君とD君との間で
何かを売ったり、買ったり
することはなくなり、、、
C君の手元には2000円と欠陥住宅。
D君の手元には、8000円と家が
残るだけになったのです。
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さてさて、、、
この2つの世界の話。
これを聞いて、
あなたがどんな風に感じたかは
わかりません。
ですが、
ひとつ言えることがあります。
それは、何か商品を売っていて、
お客さんがその商品を買うことで
「得した」と思うなら、
お金がどんどん行き交うようになり、
その結果、どんどん豊かになっていく
方向へ進んでいくことになります。
(A君とB君の世界ですね)
当然、お客さんは
商品をもっと売ってほしい、と
思うようになりますよね。
(買えば買うほど、豊かになる
わけですから)
一方、、、
何か商品を売っていて、
お客さんがその商品を買うことで、
「損した」と思うなら、、、
あの手この手を使って、
お金はあまり行き来することがなくなり
なんとかお金を手に入れようと、
お金を奪い合う方向へ進んでいく
ことになります。
(C君とD君の世界ですね)
当然、お客さんは商品を買わない
ようにもなってくるでしょう。
(買っても損をするわけですから)
この話は極論です。
なので、
決めることは難しいとは思いますが、
あなたは、今の現実の世界は・・・
・A君とB君の世界
・C君とD君の世界
どちらに近いと思いますか?
ー山田光彦
PS.
もしあなたが、
お客さんに商品を売る時、
なぜか抵抗を感じるなら、、、
要注意です。
お客さんに商品を売ると
お客さんが「損をする」と
あなたが感じていることが、
原因かもしれないからです。
(お客さんが買うと
「損をする」と思っているものを
ムリヤリ売ろうとすれば、
普通、抵抗を感じますよね)
これは「お金の罪悪感」とも、
呼ばれているものなのですが、
それについてはこのビデオで
詳しく説明しています。
↓
詳しくはコチラをクリック
Kudos! What a neat way of thnkniig about it.
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面白い!そして凄くためになる考えさせられる話です。A君とB君の世界の住民でありたい
ものです。この話は広めたいですね。山田さんのオリジナルだったら山田さん凄い!いいセンスしてます。
リアルな話ですね。
現実は欠陥住宅と¥2000のC君だらけな気がします。
元をただせば、良い家を売ろうと考えたかどうか、
これが始まりですね。
欠陥品を売って1万を手にすることを考える人は、
自分と同じく、人も欠陥品を売りつけるに違いないと疑う。
もしかすると…
やたら値切る、友達からは何でもタダで貰うのが当然と思っている、
そういう人は危険なのかも知れない
(共産圏なら別だけど)
と思えてしまいました。
語弊がある表現ですが、
D君みたいな人を排除しないと、皆で共倒れしてしまうかも!?