これができなきゃ全部無駄!(上場企業でさえ…)
From:寺本隆裕
この週末、
東京でとある人にアドバイスを求められました。
彼は上場企業の社長を務めたこともある敏腕経営者。
新しく立ち上げる事業を成功させようと、
キックオフの会議のメンバーとして呼んでくれたのです。
(というか、ほとんど僕が仕切っていましたが、、、)
これまで何百億円も売ってきて経験も豊富。
僕に何を期待しているんだろう?
・・・と思ったのですが、
なんと、彼が僕に求めてきたアドバイスは、
新しい事業の「戦略」とか、
「マーケティングの計画」とか、
そういったことだったのです。
そもそも僕はセールスライティングの専門なので、
経営戦略は専門か?
と言われると、専門じゃないような気がします。
でも、よく話を聞いていると、
どうやら彼が僕に依頼してくれているのは、
「実際に顧客がお金を払う瞬間」の専門家だから
なんじゃないかと思うようになってきました。
事実、
セールスライティングをやっていると、
実際にお客さんが「お金を払う瞬間」のことを、
ほんとによく考えることになります。
あなたもお店に行って、
「あー、この商品いいな〜、ほしいなぁ〜」
と思ったけど「今はやめとこ」と、
買わなかった経験が何度もあるでしょう。
「よし、買おう」と実際に財布を開くのと、
「今はやめとこ」となるのでは、
天と地ほどの差がありますよね。
でもその「一線」を超えさせることができるかどうかは、
ほんのちょっとの感情の刺激だったり、
ほんのちょっとのプレゼンテーションでの後押しだったり、
ほんのちょっとの訴求の違いだったり。
あるいは、
ほんのちょっとのオファーの作りであったり、
商品のネーミングの違いであったり、
タイミングだったりするわけです。
いくら綺麗な戦略でも、
「まずこの無料サンプルを請求させて、
次に本商品を売って、で、電話して定期購入に持って行って、、、」
というようなマーケティングのプランでも、、、
実際にお客さんにその通り行動してもらわなければ、
「一線」を超えてもらわなければ、、、
全ては絵に描いた餅です。
そして、
何かを「売る」ことについて。
お金を払ってもらうことについて。
その専門家は、人間の行動心理を知っている「セールスライター」なのです。
この会議でも最終的には、
「こっちで商品企画を作るから、
できたらそれをレビューしてほしい」
という風に依頼されてしまいました。
セールスライターは実務家であり、
使える戦略が作れる戦略家でもある。
それが、
我々セールスライターが、
上場企業の社長に戦略やマーケティングのアドバイスができる理由です。
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