時間の切り売り?
From:寺本隆裕
何カ月か前、ある業者の人から質問を受けたときの話。
その彼はホームページ製作の仕事をしていました。その時もページ製作の打ち合わせをしていたんですが、ふとした会話になったとき、こんなことを聞かれました。
彼:「もしゼロからビジネスをやるなら、何をやりますか?」
寺本:
「そうですね。やっぱりインターネットでの販売の手伝いか、コピーを書く仕事をやると思います。いい商品を持っていてもうまく売れない会社がたくさんあるので、そういうのをサポートする仕事がいいかなと思います。」
何気なくそう答えると、彼はこう言いました。
彼:「コピーを書くってなると、なんか結構時間を切り売りするような感じになるじゃないですか。僕らのようなホームページ制作もそうですけど。働いた時間分しかお金が稼げないというか・・・。私はどっちかというとそういうんじゃなくて、働かなくても継続的にお金が入るみたいな、そういうのがやりたいですね。」
それに対して僕は何も答えなかったのですが、なんとなくひっかかるものがありました。彼の言ってる「時間の切り売り」という言葉の意図がわからなかったのかもしれないし、働かなくてもお金が入る、ということに対してグレーな印象を持ったのかもしれません。
ただ確かなのは、彼は「コピーを書く仕事」ということについて、少し間違ったイメージを持っている、ということです。
あなたも僕と同じような違和感を覚えたかもしれませんが、「コピーライティング=働いた時間分だけしかお金が稼げない」というイメージではありません。コンビニのアルバイトのように、時給800円、みたいな、そんな感じではありません。固定給月20万円プラス残業代、というようなイメージでもありません。コピーライターに求められるのは、そのコピーがクライアントのビジネスにもたらす「結果」なのです。何時間働こうが、結果が出なければ意味がないし、ほんの少ししか働かなくても、大きな結果を生み出せばそれはとても価値のあることです。
実際のところ、お金を稼ごうと思うなら、多かれ少なかれその仕事に時間を使う(切り売りする??)必要があります。でもその時間当たりの価値が高い仕事の一つが、コピーライティングという仕事だと思うのです。
片手間の仕事で1~3億円の報酬
ダン・ケネディは毎月4つも5つも有料のニュースレターを執筆し、自分のビジネスのために何本ものコピーを書き、アメリカ中を講演して回り、コーチンググループをリードし、コンサルティングをし、本を書き、、、、、というハードワークをこなしています。
その合間にやっている、副業のコピーライティング(クライアントのために書いてあげる)だけで毎年1億円~3億円もの収入があります。彼が一つのコピーのプロジェクトに、何十時間も時間をかけていられないことがよくわかるでしょう。逆に言えば、これらの少しの時間を『切り売り』するだけで、これほどの大金を稼いでいるのです。(加えて言うなら、彼は一度の労働で作ったコピーからの売上の何%かを、継続的なロイヤリティとして受け取っています)
ミケランジェロの逸話
ある時、ベネチアの貴族がミケランジェロに自分の胸像を依頼した。彼はその像を十日で作り上げ、代金として金貨50枚を請求した。貴族は「たかだか十日で仕上げた作品にしては法外な代金だ」と抗議した。だが、ミケランジェロはこう答えた。
「あなたはお忘れになっているのですよ。胸像を十日で作り上げられるようになるまでに、私が30年間修業を積んできたということを」
この逸話は、短い仕事時間でも多くの報酬を得られる「スキル」を持つことの強みを分かりやすく教えてくれます。こういったスキルはいくつかありますが、コピーライティングのスキルはその中でも最高のものの一つではないでしょうか。
その理由は?
・才能が要らない
ミケランジェロのような生まれ持った芸術のセンスは必要ありません。
(ちなみにこれを見た人は、僕(寺本)に絵の才能があると思ったでしょうが!)
・下積みに長い時間をかける必要がない
ミケランジェロのように30年も修行をする必要はありません。頑張れば短期間で結果の出るコピーが書けるようになります。(継続的にスキルを磨く必要はありますが)
・価値が高い
コピーライティングは、ビジネスにおいて最も重要な役割、つまり「売上を上げる」という仕事をするもの。だから価値が高くて当然なのです。
まとめ:
「コピー = 高い報酬での時間の切り売り」
・・・かな?あなたはどう思いますか?
PS
短い時間で、結果が出るコピーを書くためには、絶対にこのリソースを手元にストックしておくべき。見本を見て彫刻をマネることは難しいけど、コピーをマネることは簡単にできます。
ダン・ケネディほど労働時間当たりの報酬額の高いコピーライターはいません。そんな彼の仕事を「のぞきこめる」チャンスを、後回しにする理由は、ある??
↓
http://www.theresponse.jp/dankennedy/spycopy/
コピーが書けるということは、
一般的に働いて
給料という報酬を得ている
サラリーマンからしたら
相当な額をもらえる
可能性があるのですね
契約内容にもよるでしょうが、
まだまだ日本にはコピーライターとして
働いている人は少ないでしょうから
需要に対する供給が足りていない状態
ですから今からもう勉強をして
コピーを書ける様になって
その多大なる恩恵を
受けれるようになります
ありがとうございます
こんにちは。
コピー、ってイトイなんとかさんが書いてるアレ。
位の認識なので、コピーと自分がなかなか繋がりませんでした。
寺本さんのまとめを読んだら、ホントに勇気が出ます。
(超弱気・・・)
今日もありがとうございます!
こんにちわ。私もダイレクト出版さんをきっかけに、コピーを学ばせて頂いています。ちょうど2年を過ぎたくらいです。
最初は小川さんのコピーの凄さに感激し、オールインワンウェブコピーをダッシュで買い、そこからがスタートでした。
その後、テッドニコラスの魔法の言葉や、ダンケネディのコピーライティング&セールスマインドトレーニングも受講しました。今日もついさっきまで、コピーを書き写していたところです。
一日も休んだことがありません。
でも、こうやって書いていても、構成を考えていたはずなのに、気づけば自慢しようという気持ちが出てしまって、本来いいたいと思っていた事から脱線し始めています。それくらい自我との戦いがあります。俺こんなにやってきたんだよ、みんなきいてくれよ!って。
でも、えーと、そうではなくって・・・
えーと、本当にここ最近になって、書き始める前に構成を無意識に考えるようになったり、メールもそういう風に打つようになりました。最近は学ぶたびに発見するようになり、以前より、もっと楽しくなってきました。少しずつ積み重なったものが、束になるというか。
今でもまだ学ぶことは山ほどありますが、それでもここまで来るのに、やはり相当の学習が必要でした。マーケティングを学びなおしたり、行ったりきたりです。いまでも。
それでも最初の頃・・・
やっとコピーが出来たときは、もう最高に感動したし、努力が報われた気分でした。練り上げたヘッドライン、考え抜かれたオープニング。神業とも言えるブレッドの数々。「やっとやっと、やっっと、ここまできたよ!」われながら惚れ惚れとしました。気分はもうスーパーウルトラコピーラーターです。(多分数ヶ月くらいだと思いますが)。
「まあ、俺もまだヤニクほどじゃないけどな!」とか言いながら(笑)。
そして書き上げた後、入ったコンビニで「あっそうか!俺はもうここの商品全部買えるようになったんだ!!なぜなら・・そう!なぜならこれからこのコピーを公開するからだ!!!」
もうすんごい興奮していたのを思い出します。心臓バクバクです。
レジをしてもらう時は、ちょっとした成功者の気分です。財布にはエア札束がパンパンに入っているんですから。(この気持ち、ぜひ味わってほしい)
何を買ったか覚えていませんが、手をプルプル震わせながら食べた記憶があります。
アップロードする時はもっと大変でした(笑)。
「きた、ついに来たよ、この日が。」
「俺の時代がついに来た!」
・・・
しかし、
ところが、です。
2~3時間後、精読率をチェックしてみると・・・
「0」
直帰。
壊れてやがる!
さらに数時間後
「0」
直帰。
まだ受け入れられない。
まだだ。
まだ!
そうして数日が過ぎた頃・・・。
長くなるから割愛させて頂きますが、敗北を受け入れるしかありませんでした。
正確には敗北なんかじゃないですが、相当の落ち込みでした。
お察しの通り、そう甘くはなかった。
で、こんな事を何回も何回も、懲りずにやってきました。
それでも全く結果が出ませんでした。自分の中では確かに上達している感覚はあるですが・・・
一番つらいときだったのかもしれません。
でも、ようやく最近、最後まで多くて3分の2、半分以上の方には読んでいただけるようになりました。
しかし、他に悩むことがあります。
それは、コピーの書き方の頭で書いている時と、自分の考えの時。
上手く言えませんが、頭の使い方が違うというか。
この両方が一つにならないといけないのかなあとか。
雛形や構成は思い浮かぶものの、人の商品や、その考えに対する自分の意見などを乗せていく過程というか、まだこの辺りが上手く混ざらないというか、ここが今混乱しているというか。
相手の目を通して考えながら、自分の考えを言う。
しかし相手の心の目を通して読むので、相手に合わせた状態で自分の考えを見ているといような複雑な状態というか。そこに自分の考えを言うときに、なんか姑息になってしまうというか。相手の反応を通して自分の考えを見ているので。
で、そこに自分自身に戻って、そこから自分の商品や、他人の商品でも、しっかりリサーチして、自信をもっている時に、やはりはっきりと戦略的に考えたりもするわけなのですが、今度また相手の心を通して見るときに、なかなかまたこう、混乱するというか、罪悪感というか。
自分が抜けてしまうのかな?
もっと楽しくワクワクなってもいいと気づいたのですが、まだなんか微妙な感覚です。
その辺りはみなさんどうなんでしょう?
長文失礼いたしました。
ps:最初に出来たと思っていたコピーは、今から思えばただの丸写しみたいなものでした。到底だせるもんじゃなかった(笑)。
ご質問があります。
レスポンスでは、良いコピー、セールスレターの
書き方や学習を毎回配信されていますが、
これらを学習して、良いコピーが書けるようになった・・・、
しかし、そもそもコピーライターの仕事って、誰とどのように
やるものなのですか?クライアントは・・?
身近にコピーライターをやっている人がいないので
仮に才能があったとしても、どうこの職業につけるかすら
わかりません。
よろしくお願いします。
寺本さん
お世話になります。上記文章の中で
コピーライターになる為、才能はいらないと断言されていますがホントなんですか??どうも信じられません。私が思うに読者へ読ませる文章を書くには
やはり、その人固有の文章を書く才能が必要だと感じますが、学習すれば身に付くものなんでしょうか?
書くのが苦手な自分には、身も知らない他人に商材を紹介し販売する文章の
テクニックは凄く難しく感じます。コピーライティングを学べば学ぶほどそう感じます
コピーライティングの学習を初めて1年近くなりますが、お金になる商材は書けませんし、自社の商品を売る為にチラシを2~3回作成しテストをしていますが結果が伴いません。
最近は自分にはコピーライターになる、センス無いのではと考えていたので
このコメントを投稿しました。読んで頂いて有難うございます。
丸山様。。。ご健闘をお祈りしております。。はるか新潟より。
もちろん私もなんとかせねば、と。。。。
同じような逸話を何処かで聞きました。
画家のピカソが
数分で描いた絵の代金が高額な為、
文句を言われた時も
同じようなセリフを言っていたと思います。
プロ意識って大事なんですね。
コピーライティングとは・・・を理解していないと、
『コピー = 高い報酬での時間の切り売り』
という発想になる・・・
折込チラシを作ってそのコピーを考える、
と言うのなら確かにそうかもしれないが
インターネットを使ってある商品を継続販売
するというのであれば時間の切り売りではない。
そのコピーが僕たちの代わりにセールスを
し続けてくれるのだから。
ホームページ製作会社の方は他業界の方なので
仕方ないが、
”コピーライティングテクニックの使い方”
を理解していれば、このような
『コピー = 高い報酬での時間の切り売り』
といった思考にはならない。
コピーライティングは、マーケティング能力が
備わってこそ活きてくるのだと思う。
私は、とにかく早く結果がほしいと思っている人間です。
なぜなら、まだ保育園に通う子供が帰る時間にいつも余裕で迎えてやりたいし
休みの日は、家にいてやりたい。気持ちと時間に余裕を持ち、子供とコミュ二ケーションをとりたい。 主人を少し楽させてあげたいし、段々年老いてゆく両親に沢山のプレゼント(お返し)をしたい。そして、私がコピーで成功したら、働きたくても仕事がない人
私のように、お金はほしいけど、子供が小さくて出来れば家で仕事がしたいと思っている人たちと、一緒に仕事が出来たらと思っています。
早く、マスターしたいです。
時間の切り売りになるかどうかは契約内容と結果次第ですね。
思うにそう考えるとどこかの企業に居ながらコピーを書く人ってサラリーマンと起業家のいいとこどりといえるのかもしれないですね。
ここまでが僕のイメージなんですが実際はどうなんでしょうか?
1時間の労働の内容が、
人や職種によって違うでしょうし。
働いた時間だけでその労働価値を
判断する人は、古い考え方の人だと思います。
コピーは、短時間の労働でも多額の報酬を生み出す可能性がある作業であ
り、その労働によって場合によってはクライアントを助けるような労働に
なります。ですから誇りを持っても良い仕事ではないでしょうか??
コピーの重要さは、耳の痛いほど聞きますね。
言わば、言葉の魔術師?
ちょっとイメージが違うかも知れませんが…
やっと、それがどれほど凄いものか
分かりつつある所です。