追伸ってホントに読まれる?
From:山田光彦
少し前、コピーライティングのセミナーに
参加したときのこと。
ある参加者の方にこんなことを聞かれました。
「コピーライティングの本を読んでいると
『追伸』って、よく読まれると書いてあるですけど、
あれって本当なんですかね?
自分がセールスレターを読んでいる時に
追伸はあまり読んでないので、、、」
確かに、セールスレターを読んでいる時に
わざわざ追伸(=PS)を探して、
読むなんてことはしないですよね?
でも、本や教材などでは、、、
・追伸はヘッドラインの次に読まれる
・パワフルな追伸を書くことで
成約率が2倍、3倍になることも…
なんてことが
よく言われていますよね。
実際のところはどうなんでしょうか?
・やっぱり、本や教材が言うとおり、
追伸はよく読まれるのか?
・それとも、それは間違いで、
あまり読まれないのか?
・海外で、追伸は読まれているが、
日本では例外的に読まれないのか?
あなたはどう思いますか?
あなたなら、この人からの質問に
なんて答えますか?
私もテストしたことがないので、
確実なことは言えません。
なので、すべて推測なのですが、
おそらく、、、
追伸はかなり読まれる部分でしょう。
理由は単純です。
「最後に書いてある」ことが多いからです。
具体的にいうと、こういうことです。
たとえば、紙のセールスレター。
このセールスレターを手に取ったとき、
セールスレターの中身をじっくり読む前に、、、
セールスレターの表側(最初のページ)と
裏側(最後のページ)を
チラッと見たことはありませんか?
そのときに最初のページに書いてある
ヘッドラインを軽く読んでみたり、
最後のページに書いてあることを
軽く読んだりしたことはありませんか?
WEBのセールスレターでも同じです。
WEBのセールスレターを読むときに
こんなことをしたことはありませんか?
セールスレターのページを開いて、
ヘッドラインとオープニングを軽く読む。
そして、たてにスクロールしながら、
流し読みをしていると、
一番下のところでカチッと止まる。
その止まったところに、
セールスレターの最後には「追伸」がある。
つまり、
最後に書かれている=読まれやすい場所に書かれている
だから追伸はよく読まれるというわけです。
ヘッドラインも
ヘッドラインだから読まれるんじゃないですよね。
コピーの一番最初に
大きく目立つように書かれているから
ヘッドラインは読まれるんですよね。
追伸もそれと同じ。
最後という目立つところに書いてあるから
よく読まれる。
というわけです。
目立つところがよく読まれるなら、
そこに力を入れてコピーを書けば、
あなたのコピーの成約率を効率的にアップできます。
特にコピーのテストをするときには、
こういう成約率に大きく影響する部分に絞ってやると、
短時間で成約率の高いコピーに育てることができますよ。
ー山田光彦