こんな商品、恥ずかしくて買えない…

コピーライター:寺本隆裕

From:寺本隆裕

 
いつも泊まる東京のホテル。
そこは駅の近くにあるので、
人通りがとても多いです。

 
そのホテル近くの交差点も
たくさんの人が利用するのですが、
いつもだいたいそこでは、
募金活動をやっています。

恵まれない子供のために。
かわいそうな動物のために。

募金箱を持った人たちが
「募金お願いします!」
と声をあげているのです。

 
「恵まれないぃ〜…

動物たちのためにぃ〜…

『ご協力お願いしま〜す』
(みんなで)」

というやつです。

 
それを見ると、

一生懸命さも伝わるし、

子供も好きやし、
動物(うさぎ)も飼っているので、

僕も、協力してあげたい
という気持ちになります。

 
ポケットに手を入れて小銭をつかみ、
数歩進んで募金箱に小銭を入れる。
たったそれだけで、
彼らに協力することができます。

めちゃくちゃ些細なステップだし、
そうしたいという感情的な動機も
十分ある。

 
でも、、、
僕はいつも、その行動に
踏み込むことができません。

ちょっとした行動ができないのです。

 
なぜか?

 
それは、その募金箱にお金を入れると、
彼らから、

 
「あ〜〜〜りがとうございますっ!」
(代表の人)

「ありがとうございますっ!」
(それ以外の全員)

 
と大声で
感謝されて「しまう」からです。

 
僕は自分がそうされることを
想像すると、恥ずかしいと
感じるのです。

(しかも募金活動の学生たちは
 やる気満々なので、
「もっと声だして!」みたいなことを
 言い合っています。。)

 
もちろん、その場の雰囲気もあります。

たくさんの人が募金していて、
その中のひとりが自分、
というのなら別に抵抗はないのですが、

大勢が通りすぎている中、
自分だけが募金して
自分だけが大声で感謝される。

それに大きな抵抗を感じます…。

 
こっそり募金させてくれる方法は
ないのか…と思うのです。

(もちろん、ほとんどの人はそんな風に
 思わず、「募金しにくいな〜」
 と思ってスルーするだけです)

 
セールスも同様で、

買うための十分な理由付けや
動機付けができていても、
たったひとつの
「障害」「反論」のせいで、

実際の購入に至らない
ということはよくあります。

 
今、手がふさがってるから。
何となく申し訳ない気がするから…。
恥ずかしいから…。

一人ではちょっと…。
場違いだったらどうしよう…。
レジ待ちで時間かかりそう…。

 
そのたった一つの障害が
「買わない理由」になるのです。

 
逆に言えば、、、

そのほんの些細な障害を
取り除くことで、劇的に効果が
上がる場合があります。

 
さて、見込み客が、あなたの商品を
「買うことをためらう障害」は
何でしょう??

 
コピーライター:寺本隆裕

 
PS
そんな恥ずかしがりの僕は、
とある寄付団体に、毎月
定期引き落としで寄付しています。

大きな金額ではありませんが、
有効に使ってもらえてると
いいのですが(笑)

 
PPS
コピーを書くのに時間がかかるという
「障害」があるのなら、この方法を
使うのが一番早く書けるかな

詳しくはコチラをクリック


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